初めて時都の笑った顔見たかも。

なんか嬉しくなってきた。

時都もバイクに乗ると

「落ちてもしらねぇからな」

とだけいうと裕矢さんの合図に合わせて走り始めた。

時都の後ろはなんかわからないけど安心できた。

まだ春とはいっても夜のバイクは寒いはずなのにそんな寒さも感じないくらいに温かった。

ずっとここにいたいと思ってしまう自分がいた。