たった一人の王子様






絶対に美夜のこと、好きだよね」

え?
ありえないありえない!
なんで、そうなるの?

「だってさ、幼馴染みなんて、恋に発展するしかないじゃない?」

ニヤッといたずらっ子のような笑みを
浮かべて、言う奈都。

ていうか、幼馴染みは、奈都もじゃない!
私と奈都と優輝は、家が近くて、クラスがずっと同じだった。

「赤くなってるよ、美夜!」
え、うそ?
私は、頬をペタペタ触ってみる。

「ふっ…… 」

くくくっと肩を震わす奈都。

「うっそー!」

は………?

首を傾げた私は、いきなり言葉を
失って、固まった。

何を言っているんですか、奈都さん?

すると、何秒かで、体が動き出した。