「バカか?お前。時間とか考えろよ。いくら何でも女子が夜に一人で遅い帰りだったら心配すんだろ?」 学校での高橋くんとは全然違う。 すごく優しくてすごくかっこいい。 勉強だけのガリ勉少年じゃない。 「いや……いいんだよ?別に。どうせ親帰ってくるの遅いし。」 「だーめ。ほらもう暗くなってくるし。俺が送ってやるから。」 「だ……大丈夫だよ。なれてるしすぐだから。」 ってちょっとっ! 話聞いてるっ?