残念だけど、この話はまた今度だ。あやが落ち着いたら教えてもらおう。



「じゃあお家ここなので!二人とも今日は本当にありがとう。



なんか今日は二人のおかげでちゃんと眠れそうだよ」



「良かった!あたしもあやに頼ってもらえて嬉しかったよ」



「また学校で」



あやに手をヒラヒラと軽く振ると、歩いてきた道をまた相ケ瀬くんと歩きだした。



そしてそれから数日後。



あやはあたしにバイト先の人に告白したことを教えてくれた。



でもその後気まずくならないように向こうがしてくれて、前と同じように仕事ができたからこれからも続けるみたい。



「私、彼に気持ち伝えてよかった!」と言葉にしたあやは何だかとっても清々しくて、キラキラしていた。