帰り-

「ねぇ、春日彼女いるのに、私と帰ったりしていいの?」

「実は俺、ふられちゃった!!」

 え……?なのに、何で笑ってるの?

「どうして……?」

「友香が他に好きな奴が出来て、そいつとの子供が出来たんだって!」

「え!?高2で子供?」

「いいんだ。友香が幸せになってくれれば…」

 そういうもん?春日ってバカっぽいけど、以外に彼女思いなんだな。



次の日-

「さくら、今日俺の友達と遊ぶんだけど、さくら来ない?」

「え……。」

「あ……ルカも一緒に連れてきていいから!」

「じゃあ……行く!」

 ルカとならいいよね!!

「西公園で待ち合わせね!」

 友達って男の子……だよね!かっこいい子だったらいいなー。

 
西公園-

「あ、来たー!こっち~!!」

 西公園に着くと春日はもう来ていた。

「えっと、こいつは安藤 真。」

「よろしくー。私は南野 さくら。こっちが、杉川 ルカ。」

「よろしく。」

 真君ってかっこいいな。ってこんなこと考えるとかおかしいかな?

でも、今は真君より、春日の方が気になる……。何で?

私達はすぐ仲良くなり、メアドとケー番を交換した。

 
 私達はみんなでゲームセンターへ行った。

「春日!あの人形取って!!」

「はいはい。」

 私はUFOキャッチャーに夢中。

あっ、取れた!!

「春日!ちょーだい!!」

「ダメだよ~!」

「春日のいじわる!!」

「いーもんだ。」

 春日ったらひどい…。

「うそだよ。あげる!」

「ありがとーっ!!」
 
春日の笑顔を見る度に胸が締め付けられるよ…
  
     何でだろ?