夜になり、料理を並べて斗真の帰りを待つ。
「パパまだかなあ~?」
待ちきれないといった表情の花。
「あ、鍵の音する!!パパだ!!」
そう言って一気に玄関へ走り出す花と
「僕も!」
それに続く真央。
二人ともやっぱり
斗真のことが大好きなんだなあ。
少し、ほんの少しだけ
斗真の人気に嫉妬するけど
花は毎日寝る時に
「ママ大好きっ」
そう言ってくれるし
真央は
「僕ね、大きくなったら
お母さんか花みたいな子と結婚する」
そう言ってくれたから、いっか。
「パパおかえり~!」
ドアを開けた瞬間、斗真に飛びつく花。
そんな花に驚きながらも、ふわりと笑い
花の頭を撫でて
「ただいま、真央もおいで」
斗真に抱きつく花を羨ましそうに見る真央のことも
抱きしめる。
斗真の腕の中で幸せそうに笑う二人は天使だ。
親バカだとかなんだとか言われようが
天使なことに変わりはない。
「おかえりなさい」
私がそう言えば、両手に子供を抱えたまま私の頬にキスをしてくるのだから家族たらしにも程がある。
……嬉しいけれど。


