斗真の背中に手を回す。 「斗真、」 「…ん」 「斗真、…斗真っ」 ごめんね、ありがとう、 言いたいことがたくさんあるのに、言葉にできなくて。 名前を呼ぶことで精一杯で。 「斗真、…っ、あのね、」 それでも、一つだけ どうしても伝えたいことがあって。 「斗真…、」 これだけは この気持ちだけは伝えたくて。 「あのね」