不器用な彼の愛し方《番外編完結》


お母さんとお姉ちゃんは、渋々といった様子で私たちの向かいにあるソファに座った。



「で、なんなの?私早くご飯食べたいんだけど」


腕を組みながら不満そうに言うお姉ちゃん。

そんなお姉ちゃんとは逆に、お母さんはずっと黙ったままだ。



「沙希、あんたはもう高校3年生でしょう。
少しは大人になりなさい」



おばあちゃんにそう言われたお姉ちゃんは、小さく舌打ちをした。


おばあちゃんはお姉ちゃんの態度に小さくため息をつき言った。


「……それで、何で私がここにきたかわかるね?」







…今から始まるんだ。



ぎゅっと拳を握り締める。


目を閉じる伝わってくるのは、おばあちゃんと斗真の温もり。







「美優花から話は聞きました。
今まで貴方たちがしてきたこと全部。

それが美優花を苦しめていた、貴方たちにその自覚はあるの?」