不器用な彼の愛し方《番外編完結》


それにしても、なんだかとても眠い。



いろんな事が同時に起こりすぎて、頭も身体もこの状態についていけていない。



眠いと自覚した途端に、瞼がどんどん重くなっていく。




「…眠いのか?」


斗真のそんな問いに応えるのもやっとで


「…う、ん」


口が回らない。




「じゃあ寝るか」


何も考えずにその言葉にうなづくと、急に身体が宙に浮いた。



でも眠たすぎて、身体に力が入らないし目も薄っすらとしか開かない。


狭まる視界の中に入ってきたのは斗真の顔で、それを見て、あぁ抱っこされてるんだと理解した。



恥ずかしいというより心地いい。


このままの状態で寝たいなんて考える自分がいて思わず苦笑する。