不器用な彼の愛し方《番外編完結》


色気があるのに上品そうで、スーツがとても似合っていて、いかにもキャリアウーマンといった感じ。




「…あら?どちら様?」


ため息をついている斗真を横目に見ながら、多分斗真のお母さんであろう人に挨拶をする。



「こんばんは。勝手にお邪魔してしまってすいません。斗真さんのクラスメイトの冴島美優花です」




心臓がありえないくらいの速さで動いているのが自分でも分かる。


....好きな人のお母さんが目の前にいる。


ああ、緊張で吐きそう。



「みゆか…ちゃん、ね?」


「はい」


「クラスメイトって言ってたけど、それは本当なの?彼女じゃなくて?」


目を細め疑うように私を見てくる斗真のお母さん。


ていうか…彼女!?


…緊張を通り越して目眩がしてきた。