出会って1年も経ってないけれど、斗真のことたくさん見てきたつもり。 斗真は無愛想だけどいつだって優しかった。 そんな斗真を知ってるからこそ、こんなに安心してるんだと思う。 私の言葉を聞いた斗真は、諦めたようにため息をついて掴んでいた私の腕を解放した。 「....お前は俺を狂わす天才だな」 どういう意味でそれを言ったのかはわからないけれど、もう怒ってはいないようだ。