暫く走り続けてついたのは一軒の家だった。
....ここが斗真の家....。
洋風の大きめの家。庭には可愛らしい花が咲いている。
なんだか緊張してきた。
「親は多分まだ帰ってきてねえから安心しろ」
....それは安心していいことなのか少し悩みどころだけれど、私に選択肢は残っていない。
「....うん」
返事をすると、いつの間にかバイクから降りていた斗真が再び私を抱いてきた。
もちろん......さっきと同じ抱き方で.....。
でも自分で歩こうにも足が痛くて歩けないのは目に見えているわけで。
斗真の好意に甘えさせてもらった。


