ーーー......まさか。そんなはず、ないよね? 一つだけ浮き上がる可能性を必死に消し去る。 でも、いくら消し去ってもお姉ちゃん達がお金を手に入れる方法はそれしか思い浮かばなくて。 あれだけ会いたくないと願った相手に自ら会いに行く。 階段を駆け下りてお母さんとお姉ちゃんの元に行く。 一階に行けば、両手にたくさんの袋を抱えた2人がいた。 その袋はどれもブランドものばかり。 私が見てることに気づいた2人がこちらに視線を向けた。