これ以上でたらめを言われるのが嫌で 「お姉ちゃん...!」 そう言うと、ギッと睨まれる。 私の訴えはお姉ちゃんには届かなくて 「美優花〜、人のこと騙しちゃだめだよ? いくら男大好きだからって斗真君まで...。 斗真君が可哀想だよっ」 ありもしない嘘偽りだらけの言葉がお姉ちゃんの口から次々と出てくる。 ニヤニヤと笑いながら 「どうせ斗真君の顔しか見てないんでしょ? 美優花はそういう女だもんね〜?」 優越感に浸った顔で私を見てくるお姉ちゃん。