「こっち来い」 トントンっと地面を手で軽く叩く斗真。 斗真の言う通りに横へ行く。 横へ行ったのはいいものの、この後どうしていいかわからずそのまま立ち続ける私を見た斗真が私の腕を引いてきた。 それによって斗真の隣へストンと腰を下ろす形になった。 ...近い。近すぎる。 斗真から優しくてほのかに甘い香りが漂ってくる。 よくわからないけど、斗真の隣は落ち着く。 隣にいる斗真を見ると斗真も私を見ていて、視線が交わった。 斗真はそのまま目線を私の頬に移した。 そう。お姉ちゃんに殴られた頬に。