百合が泣きながら笑って言った。
「私もだよ」
そう言った杏奈と杏里はためていた涙をこらえ切れずボロボロこぼしていた。
そして、私も涙が止まらなかった。
受け入れてもらえることが、認めてもらえたことが嬉しくて。
百合が自分の気持ちを言ってくれたことが嬉しくてたまらない。
「わたしも......大好き」
そう言った私に3人は飛び切りの笑顔を見せてくれた。
それから、3人はもうホストもクラブも行かないと約束してくれたし、万引きをしたお店に商品を返しに謝りに行くとも言ってくれた。
近くにあったカフェで思いっきり話した。
百合の彼氏の話、杏奈と杏里の家族の話、どれも楽しかった。
ずっと笑いっぱなしで、友達っていいな。
そう思えた。
分かれ道で4人で撮ったプリクラを携帯の裏に貼った。
すごく、すごく.....楽しかった。


