ーーーーーーーーーーーーーー 紗江ちゃんに別れを告げて教室に戻ると1時間目が丁度終わった時だった。 私、背中を押されてばかりだな....。 悠の時も斗真に背中をおされて。 今回だって紗江ちゃんに。 私をちゃんとみてくれる人がいる。 それだけで凄く心が温かくなってくる。 席に着く。 斗真はいなかった。サボりかな? 「あ、美優花〜!どこ行っての? サボりかよ〜」 笑いながら私の肘をつついてくる百合。