不器用な彼の愛し方《番外編完結》



でも私予想は外れていたようで。



教室に入ると机に頭を乗せて寝てる斗真がいた。


....まだ寝てたんだ。


何でだろう。

涙はまだ溢れてくるのに、斗真を見ると自然に頬がほころぶ。


自分の席に行って鞄を取り、斗真の所へ行く。


「.....ちゃんと決着つけてきたよ。
悠に別れを告げれたのは斗真のおかげだよ。
.....ありがとう」



そっと斗真の髪を撫でながら小さな声で呟いた。

.....帰ろうか。