でも、それには限界があった。

だって側(はた)から見れば、悠のしてる事はただの暴力にすぎなかったのだから。




それに気づいてからは一気に気持ちが冷めた。


毎回殴られるたびに心の中で必死に謝った。


ごめんなさい、ごめんなさい。


ひたすら、そうやって謝った。



だけど、それもなくなり殴られても何も感じないようになった。



そして日に日に増えていく身体の傷を見て思ったんだ。


.....悠を怒らせないようにしようって。


気持ちはもう既に冷めていたけれど。

好きという感情は一切なかったけれど。