この状況が恥ずかしくて斗真のシャツに顔をうずめる。 優しく広がる斗真の香り。 その香りになんだか安心して、瞼を閉じた。 薄れゆく意識の中で、誰かの声が聞こえた。 「待てよ....!美優花は俺のもんだ!」 「あ?お前に美優花はやらねーよ」 そんな会話が繰り広げられでいた事を、 私は知らない。