「...待ってろ。すぐ助けるから」 斗真は私の姿を見た途端、悠に殴りかかった。 いや、正確に言うと殴りかかろうとした。 悠の胸倉を掴み、上にあげる。 苦しそうにもがき、抵抗する悠を見て斗真は嘲笑うかのように言った。 「お前が美優花の彼氏?....笑わせんな。 お前みたいな奴に美優花はもったいねぇよ」 そう言うと、勢いよく悠を壁へ突き飛ばした。