不器用な彼の愛し方《番外編完結》



実際1人になってみて孤独を知った。

淋しさをしった。



人はみんな集団でしか生きられない

そう思った。





実際そうでしょ?



『家族』も『幼稚園』も『中学校』
も『高校』も『会社』も。





全部全部、集団で活動してる。





その集団の中で上手く生きてくためには自分を偽らなきゃならない。

いつしかそう思うようになって。





中学2年になり

「私、百合。よろしくね〜」


そう自己紹介してきた百合を見て
チャンスだと思った。



孤独から抜けるチャンスだと。



だから私は


「よろしくね!私、冴島美憂花!
仲良くしてね?」




そうやって仲良くなんて、なりたくなかったけど自分を"偽った"んだ。