3ヶ月に入り、みなみには大きな変化が3つある。

ひとつめは、首がほぼ座ったこと。

両脇に手を入れて身体を持ち上げても、多少ぐらつくものの、ある程度頭を支えていられる様子。
両手をつかんでねんねから起こすと、しっかり首がついてくる。


ふたつめは、笑顔らしきものを見せてくれるようになったこと。

新生児期の生理的微笑ではない。
私の顔を見て、ニマッと口の端をあげるのだ。

残念なのは、まだゼンさんがその瞬間を確認できていないのと、
みなみの笑い方がイマイチ可愛くないということだった。

だって、『ニマッ』だよ。
『にこっ』とか『ふにゃあ』じゃないんだよ。
何か含みのあるような『ニマッ』。
『ニヤリ』と言っても間違いではないような……。

も……もう少しすれば、可愛くなるよね?
ねぇ?


そして、いまひとつ。
これが、目下一番私を苦しめている。