厳密に言えば、違う。

私たちが暗黙の了解といったドキドキを抱えながら、寝室に向かったその時、みなみがギャン泣きを始めたのだ。

まるで、寝るのが嫌だと言わんばかりに。

私はもう一度授乳をして、歌を歌いながら寝室をぐるぐる歩きまわり、みなみを寝かしつけた。

そーっとベビーベッドに置くと、置かれたかすかな衝撃で、再びみなみが目覚める。
なんてこったい。
寝かしつけはやり直し。


ゼンさんも変わってくれ、みなみを揺すりながら歩いたりしてくれたんだけど……。

結局、みなみは私が添い寝した形で授乳する『添い乳』の状態でないと寝てくれなかった。


シングルベッドをふたつくっつけて作った私たちのベッド。
真ん中にみなみが私のおっぱいにしがみついて寝ている形。

彼女を退けて、私たちだけ盛り上がることはどうしてもできなかった。
ベッドが揺れたら起きそうだし、そもそもこの添い乳を解除したら、みなみはまた泣きだすだろう。