ほくほくに蒸しあがったサツマイモをつぶして裏ごし。
少し固いのでお湯を足し、サツマイモペースト完成。

たくさんできたので、明日の分以外は冷凍した。


翌日、ドキドキしながらみなみにサツマイモを与えてみる。

スプーンを待ち構えるみなみが、食通のオッサンに見えてきた。
渋い顔と前屈みの座り方がいっそう威圧感を出す。

ゴゴゴゴ……。
漫画ならこんな効果音がついてるはず。


私はみなみの口にサツマイモを入れる。
どうだ!?


みなみは眉を上げた。そして、んむんむと口を動かすとニカッと笑ったのだ。

いただきました、星三つ!!


みなみはサツマイモをたいそう気に入った様子で、
『新しい食材は初日は一口だけ』というルールを破り、用意した小さじニ杯分をぺろっとたいらげた。

なくなると「うーうー」と抗議し、おかゆも食べきってから、おっぱいで残りの食欲を満たした。