そんなこんなで、センセーの元に行った。
すると会議中だった。
「…桜尾先生。この前の話は本当ですか?夜道を不良ズラして歩いているって、
目撃情報があるんですが?」
それは校長先生と話しているところだった。
「…校長先生。俺、3年間しか教師生活なかったけど。
もうそれだけで楽しかったんです。
俺、今年の秋にはやめます」
「…え」
あたしは小さく声を出した。
(今…秋にやめるって…?)
「どういうことですか?桜尾先生」
「俺許嫁と結婚するのが、早まったんです。向こうの親同士で決めたみたいで」
(それって…)
「後、7ヶ月。よろしくお願いします」
(あたしとの別れがもう近いってこと…?)

