いつものように瀬奈と談笑しながらB組という札が貼ってるクラスまで行った




今日からこのクラスの人達と1年間過ごすんかー。
知らん人らばっかりなんやろな。




普通は不安とか緊張とか多少あるだろうけど、割と知らない世界に飛び込むことが好きな私はそういう感情よりも楽しみという方が勝っていた






ガラッ






クラス内はみんな友達同士で喋ってたり
名前聞きあってたり結構ざわついていた




どうしよ
知らん顔がいっぱい




おもしろい!!





となりの瀬奈はというと……
あぁ、やっぱりな。
まぁ、そうなるわな。



瀬奈は昔からちょっと人見知りなところがあるからクラスの人達を見た瞬間、
顔の表情からものすごい『うそやろ』感が伝わってくる



終わった、てな感じで固まってる瀬奈を見るのは最高におもしろい



「瀬奈ちゃーん??」


私が瀬奈の肩に手をポンっと置くとビクッと体を震わせゆっくりこっちを向き今にも泣きそうな表情を見せる瀬奈ちゃん


くそ、私が男だったら確実に惚れてた