ちゃっかり斗馬先輩側にあたしが来るように座った夏菜は、耕助先輩から何かを悟ったように真顔になった。 一希先輩から事情を聞いた夏菜までも、泣きそうになってる。 みんな辛そう。 慎矢先輩も、こんな風に泣いたのだろうか。 そう思うと、あたしだけ笑ってちゃいけない気がした。