ー唯斗side-


お父さんから婚約者についての話をされて数日たった。


僕は話を聞きたくなくてずっとお父さんを避けている。


「逃げてることは分かってるんだけどな…」


どうしても、聞く気になれない。


蒼「唯斗…?」


「ん?どうかした?」


蒼「あ、いや。当てられてるよ?」


へ?


「あ…。すみません、聞いてませんでした」


先「はぁ…。ちゃんと聞いとけ。問4の問題解けるか?」


問4か…。


「はい。えっと…」


先「前に出て書いてくれるか?」


「あ、はい」


面倒くさいな…。