「は…、嘘でしょ?」


明「本当だ」


「まさか、受ける気じゃないよね…?」


明「悪い話ではないと思うが」


「…僕は絶対に受けないから」


明「何でだ」


「受ける訳ない!僕の婚約者は桜ちゃんだ!他の誰でもない!…他の誰も、あの子の代わりなんて出来ないんだ!」


例え、僕ではない人と結婚してしまったとしても…。


「それでも僕は、諦めない。他の、ましてや知らない人と婚約するぐらいなら、僕は一生独り身で居るよ」


明「いい加減にしたらどうだ。現実を見ろ」