朔「ごめんね、桜。本当は少し顔を見に来ただけだったから、仕事残ってるんだ。終わったらまた様子見に来るから」


え?!


「ちょっ…ちょっと!」


朔「それじゃあ、また後でね」


-バタン


はぁ…。


しょうがないか。


とりあえず、お世話になるんだし挨拶しないといけないわよね。


?「桜様、お加減はどうですか?」


あら…?


「ふふ…、大丈夫よ。心配してくれてありがとう」


?「そうですか。あ、私は石川美麗-イシカワ ミレイ-と申します。今日から桜様の専属としてお世話させて頂きます」


「そう…。よろしくね?美麗。それと、猫被らなくて良いわよ。敬語もなし」


美「へ…?しかし…」


「だって、私の専属なんでしょう?ほとんど一緒に居るのに敬語だったらしんどいでしょう。それに、私より年上なんだから。私も敬語なしで話すから。…ね?」


ずっと自分を偽って居るのは疲れるもの。


精神的にもキツくなるしね。