桜の誓い 2

蒼「…わかった。リビングに居るから、何かあったら言ってね」


-バタン


「…はぁ…」


何もする気になれないな…。


でも、僕はさあちゃんを救いたいから。


「さあちゃん…、僕はあの時どうしたら良かったのかな…。ずっとさあちゃんと居たいって思っていたのがダメだったのかな…?」


こんな姿さあちゃんに見られたら怒られちゃうかな…。


でもね、さあちゃん


「…僕は、君が居ないと何も出来ない…。いつまでもさあちゃんに甘え続けるのはいけないと思ってても、ダメ、なんだよ…!」


もう嫌だ…!


「何も相談してくれなかったさあちゃんにも、さあちゃんを信じない皆にも。…見てるだけで何も出来なかった僕にも…!」


何もかもに、いや、特に僕に!


「ムカついているんだ…!」


-ガンッ


「ハァッ…ハァッ…」


-フラッ


「…っ?!」


無理しすぎたかな…。


「少し、休もう…」