純情ラバーズ






「わかりました。 ひとりで図書館に行」


「だからさあ、俺んち来ればいいじゃん」


「んなっ……」



さらっと言われても!!


わたしは氷野くんと部屋にふたりきりって想像しただけで緊張するのに……!



「なにもとって食おうとしてるんじゃないのに。 どうしたの?」


「どうもこうもありません!」



氷野くんのバカー!


頭いいけど、大バカだー!!



「ふうん。 じゃあ勉強がんばって」


「えっ、氷野くん!?」



片手を上げると、エコバックから家のカギを取り出す氷野くん。


せっかくの氷野くんと勉強できるチャンスが……!