純情ラバーズ






氷野くんの言葉に弾かれたように勢いよく顔を上げる。


え、今……なんて?



「だから、勉強。 俺もしよっか?」


「え、なな、なん、なんで」



ふたりで勉強だと……!?


なにこれ、夢!? 夢だな!? そうか!



「……なんでほっぺたつねってんの」


「いや……つねったら普通に痛いです」


「だろうね」



ほんとに夢だと思ったわたしは頬をつねりすぎて若干涙目。


アホか、自分。



「ち、ちなみにどこで……」



頬をさすりながら、おそるおそる尋ねる。


場所によっては緊張しすぎて勉強できないおそれがあるからね……!