「昼寝いいですね……! あ、でもその前に昼ごはん食べないと!」
そういえば、学校は午前中で終わったんだった。
思い出すと、お腹がぐうと鳴った。
なんかお昼ごはんあったっけ。 朝ごはん用の食パンくらいしかないような……。
「食べなくてもへーき。 てか、気になってたんだけど」
「はい?」
「なんで敬語? 俺先輩みたい」
「あっ……」
氷野くんに指摘されて気づいた。
なんだかつい敬語にしたまま、急にタメには戻せなくて、今に至ったという感じ。
「じゃあ今からタメでいきます……!」
「すでに敬語」
「はっ!!」