純情ラバーズ






「そのアパートって学生さんが多いんですって。 もしかして八高生もいるんじゃない? 男の子いるといいわね〜」



「百華ってば、好きな人の話もしてくれないじゃないの〜」とすねたように唇をとがらすお母さん。



なっ!! 余計なお世話!


た、確かに……。 お隣さんに優しい男の子が住んでたりしたら、ものすごーくうれしいけど……!!



そんな妄想を振り払うようにお茶を流し込んで、ひたすらにやにや笑うお母さんにむっとした顔を向ける。



「ほ、ほっといてよ! いずれ彼氏くらいできるもん!」



どこにもそんな保証ないけどね!?