純情ラバーズ






手際よく、エコバックに大量の菓子パンを入れている氷野くん。


な、慣れてる……!



わたしの言葉をスルーしたのも気になったけど、今は袋詰めをすることに専念。


スーパーを出てから払おう!



「……貸して」


「えっ!?」



わたしのエコバックには卵と牛乳と、氷野くんがくれた菓子パンが入っている。


それをよいしょっと持とうとしたら、氷野くんに奪われた。



「持つ」


「えっ!? いや、あの!? 菓子パンいただいたあげく袋まで持ってもらうわけには!!」



わたしが氷野くんをパシリにしてるみたいじゃないかー!!!