すっとわたしから離れた氷野くん。
それによって、わたしの心臓がとまることはなかった。
ほんと、心臓に悪いよ……。
「もしかして、氷野くんって……目が悪いんですか?」
「ん、メガネしてないからよく見えない」
氷野くんのメガネ姿……!!
ぜったいかっこいいよね。 想像しただけで卒倒しそうなくらいかっこいい。
「あ、えっと、申し遅れましたが、茅ヶ崎百華です。 これどうぞ、お菓子です」
「あ、どーも」
言葉がちょっとそっけないけど、気のせいか口もとがゆるんでいる。
お菓子でよかったぁ。
甘党の氷野くんには喜んでもらえそう!



