純情ラバーズ






窓ごしに手を振って、タクシーが角を曲がって見えなくなるまで見送った。



「……さて、と」



これからアパートに向かって、片づけしたあと、あいさつまわりにも行かないといけない。


荷物も運び入れてもらってるはずだから、家具の置き場所とかも教えなくちゃ!



「おお……ここか……」



ちょっと急いで歩くと家から10分ほどでアパートについた。


外観はきれい。 ぜったい築1ケタに違いないってくらい。



「あ、茅ヶ崎さん! 家具の位置決めますんで、お願いします」



引っ越し屋さんにそう言われて、わたしも2階へ上がった。