「そうね、大丈夫ね。 ちゃんと大家さんにあいさつするのよ? あと、お隣さんにもね。 それと……」
「もー、大丈夫だって! お母さん心配性だなあ」
そう言いながらも、ちょっとうれしいけどね。
なんてこっそり思っていたら、心配そうな顔をしたお父さんがわたしの頭にぽんっと手を置いた。
「行ってくるな。 百華も元気でやれよ」
「うん、お父さんもね……って、お父さん泣いてる!?」
心配そうな、というよりは泣きそうな顔に見えたけど……お父さんまで!
こんなに心配してくれるなら、いっしょに日本で暮らしてほしいよ。



