純情ラバーズ






そんなこんなで引っ越しが終わり、トラックが走り去っていく。


お父さんとお母さんの荷物は航空便と船便を使ってアメリカまで運ばれるらしい。



「飛行機の時間があるから、お母さんたちもう行くけど……ひとりで平気?」



家の前で、もうお別れ。


腕時計を見ると時刻はもう16時を回っていた。


その手にはちゃんとあいさつに持っていくお菓子もある。



「平気平気! 学校行く途中にあるアパートでしょ? 気にしてなかったけど、毎日見てたんだよね」



アパートは今の家より近いから、登下校中に見てたんだよね。


だから、迷わず行けるはず!