純情ラバーズ






不服そうに唇をとがらしている氷野くん。


急に隣に来られたらドキドキがとまらないんですけど……っ!?



「ももはさっきから淡々と勉強してるし」


「えっ、いや……」



それはその、がんばって勉強に集中しようとしているだけで。


淡々となんか……意識はぜんぶ、氷野くんにいってしまうんだよ。



「だから、邪魔してやろうと思って」



小さな子どもみたいにイタズラっぽく笑う氷野くんに、胸がきゅんと音をたてた。



わざわざ邪魔しようなんて思わなくても、わたしは、氷野くんしか見てないのに。


大好きな、あなたしか。