純情ラバーズ






なにそれ!? いつ!?


そもそも、氷野くんはいつわたしを好きになってくれたんだろう……!?



パニックになるわたしを見て、氷野くんは不敵に笑う。


そんなカレの表情にまた、心臓がドキッと音をたてる。



「もも以外に言ったりしないよ」


「っ、……!」


「ももだっていつか言ってたでしょ? 俺のこと策士だって」


「ああ、そういえば言ったね、そんなこと……」



氷野くんの家に、江藤くんとお邪魔して、茜さんもいた、あの日だ。


策士か、思わせぶりか。


思い出してみると、わたしって氷野くんに振り回されてばっかりだなぁ。