純情ラバーズ






「……あれ? もも、なんかちがう」


「へっ」



ちがう!?


確かに、いつもは結んでいる髪を下ろして編み込みしたけど……。



氷野くんはなんだろ?と首をかしげながらわたしに近づく。


こんなに近づくってことは、髪型ではないのかな!?



ていうか、心臓もたないんですけど……!



「あ、わかった」



思わず、ぎゅっと目をつむったとき、氷野くんが満足そうな声で言った。


その直後、わたしのおでこに氷野くんの手が当てられる。



「ど、どうしたの……?」



なんだか、熱をはかるみたい。


体調は悪くないんだけどな……。