純情ラバーズ






「明日の体育祭、楽しみだね」


「ん〜、暑くないといいね」



氷野くんと話しながらふと、わたしは自分の前髪が気になった。


伸びたな……。 そろそろ切らなきゃ。



「もも、実行委員でしょ? 明日、忙しい?」


「ううん。 体育祭は体育委員の子たちもいるから平気だよ」


「ふうん、じゃあ話す時間あるね」



うれしそうに氷野くんが笑って、わたしは元気よくうなずいた。



翌日。



「ありちゃん! ハチマキ巻けてる?」


「ん、巻けてる。 てか百華、かわいい髪してるね」



午前中で競技は終わり、午後から応援合戦がある。


赤、青、黄の3つの色組が順番に練習したダンスを発表する。