「お母さん……お父さん……」
ん? なんだこれ。
テーブルがぼやけて見えるぞ……。
泣いたら、心配かけるじゃん。
泣くなわたし……。
「もし、ひとり暮らしがつらくなったら、百華さえよければアメリカにきていいからな」
「さみしい思いさせてごめんね百華……」
お母さんがわたしの頭を優しくなでる。
うわあ。
こんなの泣いちゃうじゃん……。
「うっ、うん……平気。 学校も楽しくやってるし、ありちゃんも先生も気にかけてくれるし……わたし、がんばるから」
ふたりが大好きだから、わたしは日本から応援してるよ。