真琴ちゃんはボディタッチが上手で、普段から氷野くんに気持ちを伝えてると思う。
でも改めて、告白するんだよね。
氷野くんも、真琴ちゃんの気持ちはいとことしての好きじゃないって知って、真剣に向き合うよね。
「……う、恨みっこなしで」
「はい、わかってます」
にこりと微笑まれて、わたしはうっと変な声を上げた。
明日楽しみだったはずなのに、すごく緊張してきた……。
翌日。
「はい! これ、百華ちゃんの衣装ね」
朝のHRが始まる前、浮き足立った雰囲気の教室。
衣装係の女の子から、お化け屋敷でわたしがきる衣装を手渡された。