「ははははいっ! わたしのことでしょうか!?」 「うん。 あんたしかいない」 ほう。 なんてシンプルな返事。 ていうか待って、いつの間にか盾(という名のぐに)がいない!? 「あれっ、先生いない!?」 「ついさっきな。 じゃ、俺もメシ食うんで」 「えっ……」 そう言う氷野くんの口もとにはわずかな笑みが浮かんでて、そんなにメロンパンが好きなのかあ、と納得して。 そういえば氷野くんのクラスはさっき体育だったんだよなあって思い出したときにはもう、カレはいなくなっていた。 「はや……」