純情ラバーズ






「……真琴ちゃん!」


「よかったら、いっしょに帰りませんか? わたし歩きなんですけど」


「わたしも歩きだよ。 帰ろっか」



なんで真琴ちゃんがわたしを誘ってくれたのかわからないけど……。


せっかくなのに、断るのも悪いし。


なにより、ひとりで帰るより誰かと帰ったほうが楽しいよね!



「なんで急にさんづけ?」



ふたりで並んで階段を下りながら、さっき疑問に思ったことを聞いてみた。


すると真琴ちゃんは、あ〜、と気まずそうな声を出して目を伏せた。



「先輩なのに、なれなれしく呼んでたなぁと思って……すみません」


「あはは、そんなの全然いいのに!」