純情ラバーズ






「ごめん、柴くん……」



教壇に戻って、黒板にわたしたちふたりの名前を書く先生をぼんやり見る。


話しかけたわたしが悪い……。



「いいよ。 茅ヶ崎となら楽しそうだし」


「柴くん……!」



そんな経緯で、今現在、わたしたちは教室に残されている。



どうやら、各クラスの実行委員たちが4組に集まるらしい。


ぐにが担当だからなんだって。



席順はクラスごとらしく、わたしと柴くんは席から立って教室のうしろのほうへ向かった。



「あ! ももちゃん!」



人集まってきたな、なんて教室を見回していたら、名前を呼ばれた。



ん?


この声って……。